呉地区ろうきん友の会 会員様からの投稿

中国あれこれ! 中国は蜀の国の春節

(記:しーこん)

中国の正月である漢民族の春節は、農暦(日本の旧暦)で祝います。今年の、2月5日が元旦です。徐夕(除夜:大晦日)には、過年飯(コーネンファン)と言って親戚や親しい友人を交えて飲んだり食べたりします。つまり、日本で言う忘年会です。

この過年飯に欠かせないものに湯園(タンエン)があります。丸い団子が甘いスープに入っているもので、家族円満の円に掛けて丸い団子を食べるものです。味が甘いので、子供や女性が好んで食べます。

もう一つは、餃子です。元々稲作の乏しかった北の地方の習慣が南地方に広まったもので、今は中国で広く食べられているようです。

除夜の圧巻は、爆竹と花火に大砲のような音の鞭炮(ベンパオ)です。昼間から散発的にありますが、23時過ぎから段々激しくなり、0時前後にピークに達し、城市全体がゴーと言う物凄い轟音でテレビの音が聞き取れなくなります。そして、爆竹の煙が上空に層をなすので打ち上げ花火は霞んで見えなくなります。

また、孔明灯と言う雪洞のような小さな熱気球(熱源は固形燃料)を上げます。赤壁の戦いで諸葛孔明が使ったのが始めでしょうか!

春節を迎えるに当たって、門口などに縁起物を飾りますがその一つに、福の文字をあしらった縁起物があります。この縁起物を福の文字が逆さになるように貼り付けます。福を逆さにする=倒(トウ)れるは、到るの到(トウ)と発音が同じ事から、到福(トウフク)。つまり福がくると縁起を担ぐものです。春節には初詣と言う事になりますが、日本と違い所謂、神社が中国にはないので必然として、お寺あるいは廟にお参りする事になりますが日本と違い閑散としています。

春節の新月から最初の満月の日は元宵節でこの日も家族や友人達で飲食をして春節がやっと終わります。もっとも、一般の企業は1週間から10日間程度の休みになります。春節と言えば民族の大移動があります。毎年報道によりますと、都会での出稼ぎ労働者や都市の大学で勉強している学生など故郷に帰る人が延べ7億6千万人に達したとの報道もありました。

中国では旧暦(農歴)が今でも使われています。テレビ放送でもニュースの初めに新暦と農歴も併せてアナウンスされますし、画面左下の日付けの表示には農歴も併示されています。そして、個人の誕生日なども旧暦で話す事がありますので、念を入れて確認しないと誕生会の日を間違える事になります。

それから、日本との違いが大きいものに、新聞が1週間ほど休刊になることです。この間情報過疎になります。

以上

 

◆蜀の国は、現在の四川省地方です。三国志に出てくる劉備や諸葛孔明が収めた国です。因みに、巴(ぱ)の国は現在の重慶地方を指します。

 


武家のお祝い

春節の夜景

爆竹の店

 

 

中華人民共和国四川省自貢市の紹介

(記:しーこん)

自貢(じこう)市は四川盆地の南部にあり、日本の屋久島とほぼ同じ緯度に位置します。このため気候は温暖湿潤で亜熱帯気候に属しています。面積は4,373km2、人口は320万人です。市の行政区分は四つの区と二つの県で構成されています。

自貢市は約2000年の歴史を持ち、国家的な歴史と文化を有する城市です。民間芸術の郷で、『千年の歴史を持つ塩の都』、『恐竜の故郷』、『南国灯りの祭り(灯会)』は国内外に盛名を馳せています。(北はハルピンの氷祭り、南は自貢市の『灯会』:ランタンフエステバルと言われています)。

自貢市恐竜博物館、自貢市塩の歴史博物館は中国唯一の専門的な博物館で、それぞれ恐竜化石の研究と塩の歴史の研究を進めています。自貢市に於ける塩の生産は東漢の章帝時代(紀元76〜88年)から始まっています。唐、宋時代には自貢市の塩の生産技術が発達し四川地方で有名になりました。そして明、清時代には全土でも名を馳せることになります。更に、1835年には世界で始めて深さ1,000mを越える井戸の掘削に成功しました。現在しん海井(しん:火が三つの下に木)として現存しています。現在、自貢市は塩を原材料とする化学工業が主要な柱になっています。

自貢市は観光資源の豊富な城市でもあります。恐竜の化石が豊富に埋蔵されており次々に新しい化石が発見されています。また、その種類が多く良好な保存がなされています。尚、恐竜の化石はジュラ紀中期(1.6億年前)に属しています。

自貢市の恐竜は、日本で数次に亘り展示されました。その他米国、デンマーク、タイ、オーストラリア、韓国などに展示しています。

自貢市の『灯会』は『南国の灯城』と賞賛されています。800年余の歴史を持つこの祭典は意匠を凝らしており、規模も雄大で魅力溢れる催しとなっています。現在、中国でもハルピンの氷の祭典と並び賞される有名なイベントの一つに上げられています。

自貢市は確かな工業基盤も持っています。全国で最も完備した製塩に付随する化学工業が発達しています。例えば、国内最大の塩化アンモニア企業、中国南西部最大の炭酸ナトリュウム・カセイゾーダ企業、国家新型高分子材料と石炭化学研究所及びその関連企業、事業用火力・原子力発電設備・石油化学関係プラントの製造企業などもあります。また、超硬質合金分野では世界第六位の自貢硬質合金企業が切削工具やタングステン・モリブデン合金の製品も製造しています。更に、中国南西部最大の合成繊維企業も操業しています。このように、自貢市の工業は塩化学、機械、電子、新型建築材料、食品の五大基盤産業が存在しています。これらの企業は1812社に及び、内49社は国営の大中企業です。主な企業は東方ボイラ(グループ)会社、自貢硬質合金会社、長征産業用機械製造会社、鴻鶴化学工業会社、大西洋溶接材料(グループ)会社、四川ガラス工業会社、四川ポエステル製造会社などの製品は国内外に名声を博しています。そして、50余りの国と地域にこれらの製品を輸出しています。年間の輸出金額は4,000万米ドルに達しています。また、優れた実力を持つ化学工業部晨光化学工業研究院、石炭化学研究設計院、四川省細密化工業設計院、全国岩塩開発研究院は自貢市の工業発展の一翼を担っています。

自貢市は農業基盤も整い国家級、省級農産物の生産基地でもあります。畜産に於いては脂肪分の少ない肉質系の豚、黒山羊に加えて優質な柑橘類も国家級の生産基地でもあります。

以上

 

◆◆◆〜 しーこんさんの自己紹介 〜◆◆◆

渡航歴:台湾、フランス、メキシコ、中国、シンガポール、マレーシア、グアム(米国)、パラオ。

中国には、2000年から2016年まで滞在。(年に数回帰国)

滞在先:中国四川省自貢市で、成都の南220km、重慶の西230km。

人口は320万人で日本人は私一人の為たった一人の少数民族と言われていました。

自貢市には、世界三大恐竜博物館の一つがあります(カナダ、米国)。

又、塩の歴史博物館がありますが、この両博物館の日本語の説明文を手がけました。

また、自貢市の蓆草田小学校と倉橋の尾立小学校の交流を取り纏めていました。