長門地区ろうきん友の会
「リンゴ狩りと総会」日帰り親睦旅行
(会長 本山 義雄)
令和5年10月11日(水)、長門地区ろうきん友の会の「日帰り親睦研修旅行」で秋色の防長路を走った。
道の駅センザキッチンを定刻に出発、一行29名を乗せたバスが美しい日本海を左に望みつつ萩市へと向かう。山陰道の七つのトンネルを抜けると車内での総会が始まる。会長が説明する各議案を大きな拍手で承認、今後も会員増に務め親睦を深める行事を計画することとなった。松陰神社前を過ぎて萩篠生線に乗り山間部へと進む。吉部を過ぎ道の駅うり坊の里の交叉点を右折、割ヶ嶽トンネルを出ると山口市である。しばらく南下して羽波交叉点を右折、正面に太陽光が眩しい。
最初の目的地である地福のリンゴ園に着いたのは11時過ぎであった。各自カゴを下げて、たわわに実るリンゴ畑に向かう。リンゴは食べ放題、少し弱った歯が気にかかる。リンゴ園の人気者ゴールデンレトリバーの老犬と同席して記念撮影、マスクを外す。
徳佐駅近くで国道9号線に乗り換える。
少し北上して野坂トンネルに入る。トンネルを抜けると島根県である。津和野の町へと下り、昼食場所の「沙羅の木」に着いた。島根米のちらし寿司に島根ソバを食す。
殿町通りの堀前に大きな鯉が群れ泳ぎ、青い目の観光客がカメラを向けていた。むかし津和野藩の城下町として栄えた山陰の小京都は、昔と変わらぬ佇まいを残していた。
時間の許す限りと急ぎ足で歴史の埋もれる町を巡り、いささか汗をかいた。
行程表には無かったが千本の赤い鳥居の並ぶ太鼓谷稲成へ参拝して、健康と世界平和を祈念してバスに戻った。帰りは萩津和野線を経由、県境に近い名賀(なよし)の丘に「がんばろう名賀」の看板が立っていた。現在もかつての水害の復旧工事が続いている様子であった。馬草峠を越えると山口県、三叉路を右折、道の駅うり坊の里を右に見て帰路を急ぐ。
15時10分、道の駅ハピネスふくえにて最後の小休止。松陰神社を過ぎ山田トンネルを通過、トンネル群を過ぎて支店長のあいさつ、役員による事務連絡、ドライバーにお礼の拍手をおくり、会長のあいさつで旅を締めくくる。
無事帰着すると袋入りのリンゴのおみやげが配られた。思わぬサプライズに会員の顔がゆるむ。関係者にお礼を言って「また会いましょう」。再会を約束して家路についた。
(記:長門地区ろうきん友の会 山田 耕二)