各地区の活動報告

各地区の活動報告

東広島竹原地区ろうきん友の会
幸せます。周防路の深まる秋。

(会長 岩本 喜寿)

 行ってきました晩秋の周防路。
 東広島竹原地区友の会は、11月13日(木)満員の大型バスに乗り、一路周防路に向います。まず目指すのは、大小無数の奇岩が点在し海と緑が美しい島「笠戸島」(下松市)です。空から見ると三日月形の地形で、島名は「厳島(宮島)の明神が笠を置いた」という伝説に由来すると言われています。
 朱塗りの笠戸大橋を渡りしばらく海沿いの道を行くと、国民宿舎「大城(おおじょう)」です。平日にもかかわらず駐車場はほぼ満杯で、人気のほどがうかがえます。通されたのは1階の大広間です。美味しいと評判の食事は、デザートを含めるとゆうに10種はあったでしょうか。参加者のアンケートを読むとほとんどの人から「美味しかった」、「たいへん良かった」、「質量とも大満足」との声が寄せられていました。

 午後は、本土に帰り、白壁の街・柳井市を散策します。甘露醤油発祥の地と言われ「佐川醤油蔵」「重枝醤油醸造場」の2軒が市内に残り伝統の味を今に伝えています。国の重要文化財「国森家住宅」、西日本屈指の商家と呼ばれた「商家博物館むろやの園」、金魚ちょうちん作りの体験ができる「やない西蔵」、柳井地名発祥の地と言われる曹洞宗のお寺「湘江庵」、周防銀行本店として1907年に建築され、今は1階を「町並み資料館」、2階を「松島詩子(柳井市出身の歌手)記念館」として重厚な姿を残しています。

 課題もありました。国民宿舎「大城」では、時間の関係などで大城温泉に入浴できた人の方が少なく、多くの方からお叱りを受けました。また、柳井散策では、当日休館日、定休日の店などもあり、残念な思いをした参加者もありました。
 新型コロナの流行が一定の収束をみて2年余り、当地区友の会は、各種行事において、新型コロナ流行前と比較しおよそ1.5倍~2倍余りの参加をいただいています。会員の皆さまの期待の高まりに対して、まっすぐ真摯に応えていきたいと考えています。