
東広島竹原地区ろうきん友の会
詐欺師の手口から徹底的に学ぶ“防御態勢”
― 東広島竹原地区ろうきん友の会の予防接種 ―
(会長 岩本 喜寿)
「あなたのパソコンで悪質なウイルスが検出されました。」「システムが破損しました。」スマホやパソコンの画面にいきなり偽の警告が表示されることがあります。ビックリですよね。慌てまくって偽の警告画面に表示された番号に電話すると詐欺師に会うことができます。これは典型的な「サポート」詐欺ですが、ほかに、投資に誘い込み、アプリ上では儲かっているようにみせかけ資金を巻き上げる「投資」詐欺、恋愛感情や親近感を抱かせ金銭を騙し取る「ロマンス」詐欺、IDやパスワードなどを盗む「フィッシング」詐欺など、SNS(交流サイト)型詐欺は多岐にわたっています。
広島県警は25年10月、これらSNS型詐欺に加え、「ニセ警察」詐欺、「還付金」詐欺などの特殊詐欺が跳梁跋扈していることから、「危機的水準を超えている。」として緊急会議を開催し、改めて水際対策の徹底を求めました。
★ 25年の広島県内の被害額(いすれも過去最高)
・SNS型詐欺のうち投資詐欺が27億4千万円
・SNS型詐欺のロマンス詐欺が10億3千万円
・特殊詐欺(ニセ警察詐欺等)が26億3千万円
★ 年代別被害者(全国25年上半期)
・SNS型投資詐欺の被害件数のうち60歳代以上が占める割合48.7%
・SNS型ロマンス詐の欺被害件数のうち60歳代以上が占める割合31.8%
・特殊詐欺の被害件数のうち65歳以上の高齢者が占める割合52.9%
(警察庁の報告(締めの時期の関係で2025年上期が最新))
のさばる詐欺犯、狙われる高齢者。私たち東広島竹原地区ろうきん友の会も、このような詐欺を絶対に看過することはできません。とは言っても徒手空拳の身で何ができるのでしょうか。そこで私たちは専門家の知見を借り、「実際に騙される」のではなく、「実際に騙される場面を想定する」ことを考えました。専門家を講師に招き、詐欺師のパターン別の事例を徹底的に学ぶことによってデジャブ(いつか経験したことがあるという既視感)を獲得し、万一詐欺に遭った場合の免疫(ワクチン)機能を高めていきたいと考えました。
寒中の時季に加え今シーズン最強の寒波が到来した2026年1月22日(木)、広島県警察本部・サイバー犯罪対策課の専門家を招き、東広島芸術文化ホール「くらら」で、「詐欺師の手口から徹底的に学ぶ“防御態勢”」と題する研修会を開催しました。当初の参加希望者は73名。マイナスになった最低気温と交通渋滞等(タイヤ規制の影響)により7名の欠席がありましたが、それでも66名の聴衆で会場はいっぱいです。
講演は、70ページを超えるパワーポイント画面をプロジェクターによって説明する形式で、ところどころで数分から10分程度の紹介ビデオを挟みながら進行して、とてもわかりやすい内容でした。参加者アンケートによれば、研修の満足度について、ほとんどの参加者が満足、やや満足と答え、「今回の研修の中で最も参考になった事例は」との設問に、「フィッシング詐欺」「国際電話サービスをOFFする方法」「サイバー犯罪の現状」「サポート詐欺・警告場面の終了方法」「偽ショッピングサイトの見分け方」のほか、「今まで知らない詐欺の方法がわかってよかった」「詳しくわかってよかった」「たいへん勉強になりました」「すべて」とする参加者も相当数おられました。
引き続き、私たちは「友の会会員を詐欺の被害者にさせない」、固い決意と強い信念で臨みます。



