津山地区ろうきん友の会
ウィズコロナ時代の友の会活動を模索!
~11月16日 津山市城東地区の町歩き研修を役員で実施!~
(会長 土居 孝)
長引くコロナ禍の中で、今年度も会員全体を対象にした津山地区ろうきん友の会の取り組みは中止を決定しています。友の会としては、今後はウィズコロナと言われる社会のあり方が想定されていることから、友の会の新しい取り組み形態を探っていくことが必要と考えています。なぜなら、これまで津山地区友の会の特徴であり自慢でもあった、バスを4台も5台も連ねた日帰り研修旅行はもう無理かもしれないと考えているからです。
今回、7月16日および9月29日の役員会で議論を重ね実施したのは、役員だけが参加対象の少人数での「津山歴史新発見」と題した地元の町歩き研修です。11月16日、11人の役員にろうきん津山支店の担当職員1名を加えて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている城東地区を観光ボランティアガイド・得能(とくのう)さんの案内と説明で歩いて見て回りました。こうした少人数での取り組みは津山地区友の会では初めての試みです。「梶村邸」など江戸時代の町屋が並ぶ一帯や寺院が連なる上之町地区をガイドさんの説明を聞きながら散策しました。町屋の工夫を凝らした格子窓や火災の延焼を防ぐ「うだつ」に感心したり、「城東屋敷」のだんじり保存庫、酒樽や槍の穂先の形をした墓石などを見学。また、渥美清さん扮する寅さんのロケがあった場所を確認。改めてわが町津山の歴史や財産に思いをはせる貴重な時間になりました。
その後、津山洋学資料館に場所を移動。小島館長さんの説明で、杉田玄白たちが著した解体新書の実物、宇田川玄随(うだがわげんずい)や箕作阮甫(みつくりげんぽ)など津山藩が輩出した数々の洋学(蘭学)たちを紹介した展示物を見学しました。
最後に、ろうきん津山支店の会議室で昼食をとり、今回の取り組みの感想を出し合いました。総じて、「自分たちの住んでいる町の再発見ができよかった」「ガイドさんの案内が効果的」「少人数で対象地区を増やして実施すればよいのでは」「バス旅行はまだ怖いが、町歩きの取り組みはコロナ感染の心配がないのでよい」など評価する声が多かった一方で、「歩いての見学であり、足腰が悪い人への配慮が必要」との意見もありました。
今回の取り組みは、次年度からの津山地区友の会活動を模索したものであり、今後の役員会で細部にわたる総括を行った上で、これからの取り組みに活かしていきたいと思っています。