浜田地区ろうきん友の会
【講習会】「浜田市の歴史を学ぶ」
~ 近代の浜田~城下町から軍都へ ~
(会長 鹿森 偉左雄)
9月21日(木)、33名参加を得て講習会を開催しました。この講座は、以前から継続した講座であり、会員皆様の希望が多く寄せられた講座で、次回も期待する意見が出されたことからの開催となりました。
田村事務局次長が、本日第4回目の「浜田市の歴史を学ぶ」の講座が開催が出来たことと、会員の皆様と再会できたこと、浜田市の歴史を後世に繋げて欲しい旨の貴重な講座となることを希望します、と挨拶をしました。
来賓挨拶として、労金浜田支店長が日頃の協力のお礼と、労金の商品の紹介、今後の協力の挨拶を受けました。
『浜田市の歴史を学ぶ』は今回で4回目となり、
1.中世港町・浜田
2.浜田の都市整備・城下町と北前船
3.浜田の近代化・浜田県の成立
4.近代浜田の発展・軍都・浜田
5.裏日本の中の浜田・浜田駅の開通
をテーマに講演をいただいた。
前半は、古い地図や復元CGでの再現写真で城下町、北前船の様子が見られた。浜田県の成立の出来事では、浜田県庁舎の整備、浜田地震の発生や教育機関の整備が進められた。
近代浜田の発展では、郡都・浜田を忘れてはならないと説明があった。歩兵第21連隊が広島から移駐し、軍備が設置された。
近代の浜田の事件として、浜田の米騒動が大正7年に発生し、浜田でも2,000人が集まり、550人が検挙、鎮圧に浜田21連隊が出動したことなど、非常に興味深い説明があった。
浜田漁港の整備がされる中、鉄道網が整備され裏日本としての浜田は後進地となった。船から鉄道、そして自動車の時代へと。
北前船で栄えた時代、近代化し浜田県として教育機関が整備されたこと、戦争により軍事化されたこと、交通網の発達により、裏日本としての浜田と、大変分かり易く時代の推移を理解出来た内容であった。